ペットの健康豆知識

ペットの健康について

健康に関する豆知識を簡単にまとめましたので、ご参考にしていただければと思います。

異常を感じましたら早めに受診して下さい。

ペットに与えてはいけない食べ物

既にご存知かとは思いますが、身近にあるもので特に要注意なものをピックアップします。

  • 玉ねぎやねぎ
  • ニラやニンニク
  • アルコール飲料
  • 野菜(与えすぎ注意)特にブロッコリー、
    ほうれん草、キュウリ、セロリ、ナス等
  • 鶏肉、魚肉の骨
  • チョコレート、コーヒー、ココア
  • アボカド、レーズン、グレープ
  • 牛乳や脂肪の多いもの

等留意していただければ幸いです。

デンタルケアについて

犬や猫も人と同じようにデンタルケアを怠ると口臭・歯周病や内臓系にも悪影響をもたらします。
大体3歳を過ぎると歯石が付き始めるので、小さいうちから歯磨きを心がけてください。


これは大きくなって口を開けられたり・触れたりに慣れていないと大きくなった時におとなしく口を開けてくれなかったり、危険を感じて噛みついてしまうことがあるからです。
市販の歯ブラシだと難しく感じることもあるので、そんな時には指にガーゼを巻いて口腔内のマッサージをしてあげるとよいでしょう。

排泄物に関して

人間も同じですがペットもやはり出るものがスムーズに出ない場合は身体の不調や異変が考えられます。
原因は様々なものが考えられますが(栄養然り先天性然り)、やはりうまく出ないと食欲不振や嘔吐につながったりします。


排泄の乱れが特に目につくようになりましたら、来院をおすすめします。
その際は事前にご連絡いただき最後に出た排泄物を持参する旨を伝えていただけるとより診療が捗ります。

猫の日常動作から異常を感知

猫は犬と比較し慢性的な痛みが行動に表れにくく、もしかしたら関節系に異常が起きている可能性もあります。

下記項目より気になる箇所ありましたら一度ご相談いただくことをおすすめします。

  • ジャンプの高低が以前よりない
  • おもちゃで遊ばない、またおもちゃを追わない
  • 寝ている時間が長くなった、また短くなった
  • 段差を上り下りしなくなった、また動きが緩慢になった
  • 寝起き直後の動作が鈍く、また緩慢さが目立つ

ブラッシングから見る健康状態

ペットのブラッシングはリラックスだけではなく、皮膚の状態を把握する大切な行為です。
抜け毛が目立つようであれば気を付けたほうがよいでしょう。

左右対称の抜け毛 ホルモン異常の可能性
足以外の抜け毛 副腎皮質機能亢進症の可能性
円形の抜け毛 カビによる真菌症の可能性
背中・お尻の抜け毛 ノミアレルギーの可能性
耳・ひじなどをかゆがる 疥癬症やアレルギー性皮膚炎の可能性

お腹のかたさ

犬や猫は嫌がる場合もありますが信頼している相手であればお腹を触らせてくれます。
その際は是非手感で普段のお腹のかたさを把握しておいてください(下から上へまくり上げるように、左右から挟むように、側面を押してみたり、優しくですよ)。


こうすることで、普段とは違うかたさ・やわらかさがある、しこりがある・はりがあるなどの異常を早いうちから感知することができます。便秘が原因してるとも考えられますが、病気が原因となっている場合もありますので、異常を感じたらお早目に受診下さい。